August 25, 2008

谷選手の発言に思う

 終わりましたね、北京オリンピック。個人的には北島選手の100m二冠達成後の涙以外あまり感動のない五輪だった。テレビ番組が普段通りに戻ってほっとしている今日である。

 それにしても、五輪を振り返る番組で谷亮子の表情のない冴えない顔を見る度に、複雑な気分になる。

 ひとつはやたらと母親としてがらみの報道が気になる。それは彼女自身の発言がそうなのか、マスコミの伝え方が偏っているのか?

 そして新聞に載っていた「きちんと主婦をしているから柔道をさせてもらえる」という彼女の言葉である。「させてもらえる」…誰に?巨人の谷?息子?その他の家族?柔道関係者? わからないけど、あれだけ実績のある選手である。もっと堂々と柔道していいんじゃないのか?

 全日本の合宿でも、3時間おきの授乳を続けたらしい。彼女の思う「柔道と育児との両立」とは、常に両方を手抜きすることなくこなすことのような気がする。でも、両立ってそうすることばかりじゃなくて、時には仕事または育児の片方にぐっとウェイトを置きつつ両方を手放さずにいることも両立のあり方なんじゃないだろうか?合宿中くらいミルクと搾乳でもいいんじゃないん?息子ちゃんは哺乳瓶がダメだったんだろうか?3時間おきの授乳もつらいけれど、おっぱい搾って捨てながら何かに取り組むのも母としてはつらい。でもそういう両立のありかたもあるんじゃないかと、働く母ちゃんの一人として思うのだ。世界レベルのスポーツと仕事とを同列に論じてはいけないのかもしれないけれど。

 思うにまさに柔道一直線で生きてきた彼女は、「普通のお母さん」に対する憧れが人一倍強いのかもしれないなー。その他の報道から邪推すると、後援会や柔道連盟など選手としての彼女に寄せられる期待っつうのが相当大きいのだろう。…でも、もう彼女の望む生活をさせてあげなよ、と思う。そして、谷選手自身にも母としての生き方を、もう少し「柔らかく」考えてみたらどぎゃんね?と九州弁でエールをこめて思う母ちゃんである。

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