ぴーなちがお腹にいることがわかった時、エルにはお腹が目立つようになってから話そうと父ちゃんと決めていた。とりあえず明らかな流産の兆候はなかったので普通に抱っこできたし、混乱させるよりもっとわかりやすくなってから、と考えたのだ。
ところが、5ヵ月に入った日の朝、保育所の同じクラスのKoちゃんのお母さんから「おめでたですって?」とこっそり聞かれた。Koちゃんのお父さんは父ちゃんと同業者で、2日前の大きな会合で人伝いに耳に入ったらしい。そこで予定日などの話になったところ、そばでシーツ掛けをしていたR君のママも妊娠中、しかも予定日が母ちゃんの6日後とわかった。妊娠がわかってすぐにお兄ちゃんになることを伝えられたR君はとても楽しみにしているらしい。こうして近くに二人目ママ友がいるのはとても心強い。
その少し前、試しに「ねーねーエル、お家に赤ちゃんいたらうれしい?」と聞いた時は「やーだ!」と、モロに二歳児モードで答えていた。お腹はまだまだ目立たないが、保育所ママたちとの会話を期に、そろそろ話すかと思った母ちゃん、ちょうどその夜エルとお風呂に入り湯船であったまっている時に、「エルちゃん、ママのお腹にねー、赤ちゃんがいるんだよ」と話した。するとにっこり笑って「エルちゃん、うれしいじゃん!」と言った。どこまでわかっていったのかはわからないが、たとえ偶然にしてもこの言葉は涙が出そうなくらいうれしかった。「だから、大きくなあれ、大きくなあれ、言ったげてね」と言うとエルは「えるちゃんのおなかにはねー、くろいあかちゃんがいるんだよ。ちいさくなーれー、ちいさくなーれー!(^_^)」とはしゃいでいた。「それ、ウンチじゃないん?」と突っ込まれると、キャハハと笑っていた。そして翌日の連絡ノートにもこのことを書き、保育士さんたちにも知っておいてもらうことにした。
さて、昨夜ふとんの中でのエル。なかなか寝ようとしないので、「エルちゃん、早く寝ないとお腹の中の赤ちゃんが『うるさくて眠れないよー』って言うよ」と言ってみた。すると「まま、おなかのなかのあかちゃん、だいじだいじしてね」と言ってくれたのだ。またしても涙ぐみそうになる母ちゃん。エル続けて曰く、「ままのおなかには しろいあかちゃんが いるんだよ。えるちゃんのなかには くろいあかちゃんがいるんよ。ぱぱのなかにはねー …くろいあかちゃん!
」…やっぱりそれ、ウンチじゃないん?
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